スパーズの将来を担うDejounte Murray(デジョンテマレー)

今回は、スパーズのDejounte Murray|デジョンテマレーについて。
ロニーウォーカー書こうかなーって思って見てたけど、
好きな選手のマレーの方が書きたくなった。笑
スパーズはよく考えたら、
過去に細かく書いたのはミルズくらいかな。
実は、スパーズでミルズの次に好きな選手だからね。
まずは、マレーのことを簡単に。
今季スパーズと新たに4年6400万ドルの契約を結び、
これからもスパーズの核となるであろう選手。
昨季はACL断裂の大怪我で1試合も出場できなかった。
だけども、ガード過多なのにスパーズは契約延長。
これが何を示しているのか。
将来スパーズはマレーをチームの核にする覚悟がある
2年目でオールディフェンシブ2ndチーム入りしたりと
守備が優秀な選手でありながら、今季はさらに成長。
ディフェンスの選手からオフェンスもできる選手に
今回はそんなマレーの成長を細かくまとめていこう。
今季成績
MIN:25.0分
PTS:10.7点 REB:5.8本 AST:4.1本
STL:1.7本 FT%:79.8%
FG%:47.5% 3P%:37.8% ±:−3.4
EFG%:50.7% TS%:53.5% usage%:20.5%
こうして見てみると、なかなか優秀なマレー。
プレータイムは多くなくとも、この成績は優秀。
チームで3番目に多くシュートを放っているし、
成績からも分かるけどチームの期待は大きそうかな。
マレーの特に良いと感じるのは、
オールラウンドにこなしているところ。
得点、アシスト、リバウンドのどれも苦にしない。
もう守備だけの選手ではないのが分かるよね。
細かく見ると、リーグ屈指の成績がいくつもあるんだ。
リーグ屈指の成績
スティール:1.7本 (リーグ7位)
これだけで立派なのは分かるんだけど、
出場時間25分でこの成績を出しているのがすごい。
ディフレクション:3.2本 リーグ10位
スティールが優秀であれば、もちろんこれもだよね。
スティールできなくても相手の邪魔をしているよ。
これもプレータイムを加味したら、
もっと上の順位にいるのは間違いない。
ホワイトとマレー
ホワイトも素晴らしいディフェンスをするけど、
意外にも少し違った守り方をする。
マレーはスティールが特徴の守備
→そもそもボールを自由に持たせない守備
ホワイトはブロックが特徴の守備
→シュートを外させる守備
これがDIFF%で見ると明らかなんだ。
マレーDIFF%:2.9
ホワイトDIFF%:−0.1
ホワイトの方がシュート成功率は下げているよね。
同じ守備のうまい選手であっても守り方は大きく異なる。
この辺の話は一旦ストップして続きを。
オフェンスリバウンド:1.2本(ガード8位)
ディフェンスリバウンドも同様に優秀だよ。
決して長くないプレイタイムなのに存在感がある。
献身的なプレーが特徴の選手。
急成長したオフェンス力
マレーは前までは守備の選手のイメージだった。
でも、今季はそうではなくなってきている。
特に変化したのはシュート力の向上
※ここからは一昨年と比較
今季は中・長距離をよく決める選手になっている。
3Pシュート
今季: 34本(90本) 37.8%
17-18シーズン:9本(34本) 26.5%
これを見ると分かるけど、
明らかに成長しているのが分かるよね。
一昨年はほぼ打たなかった3Pも今は打つようになった。
そして、打った時の成功率もなかなか優秀。
ミッドレンジ
今季: 71本(149本) 47.7%
17-18シーズン:48本(146本) 32.9%
このミッドレンジの確率は、
デローザンやオルドリッジよりも上だよ。
本数は倍くらい違うけど、
マレーもまた優秀なミッドレンジマスターなんだ。
ここで考えて欲しいことがある。
マレー目線で考えてね。
17-18シーズンと今季のスパーズの大きな違いは?
この答えが、デローザンの存在なんだ。
シュートエリアを遠くなっている
→デローザンに効果的にインサイドを利用させるため
シュート自体そんな上手い選手ではなかったのにさ。
チームのためにここでも貢献している
意外なリーグNo.1
個人的に知って欲しい驚きのデータがあるよ。
マレーの献身性は本当に素晴らしい。
でも、これだけで終わらないのがすごいところなんだ。
平均移動速度:4.67(20分以上出場の選手でリーグ1位)
オフェンス移動速度:5.12 (リーグ2位)
ディフェンス移動速度:4.23 (リーグ4位)
攻撃時だけ速い選手は割と多いけど、
マレーはちゃんと守備の時も速い戻りをしている。
スタッツだけの評価では表われないけれど、
これだけチームのために動いている選手なんだ。
マレーがスパーズを支えている
今後の成長を期待したいポイント
ここまではマレーの良さを書いていしましたが、
ここからは今後の課題についてです。
主に3点かな。
・インサイドでのフィニッシュ力
・PnRの効率の悪さ
・ゲームコントロール力
インサイドでのフィニッシュ力
これがマレーの大きな課題かもしれない。
まースパーズの課題でもあるけど。
彼はデローザンっぽさを持ち合わせながら、
デローザンのようなフィニッシュはできない。
鋭いドライブやハンドリングはあるのに、
そのままインサイドで勝負しない。
そんなシーンを見ていて感じることが多いかな。
制限エリア:105本(185本) 56.8%
身体能力と上背もあるけど、
制限エリアでのフィニッシュ力は意外とそうでもない。
レイアップ:92本(183本) 50.3%
これがマレーの課題かな。
レイアップを半分の確率でしか決めれていないこと。
鋭いドライブでもインサイドで勝負できない理由。
デローザン以上のミッドレンジの確率を持ちながら、
大きな違いは選択肢がないこと。
あくまでミッドレンジは手段の一つ。
優秀な武器を活かすためにもインサイドが重要になる
デローザンが止められないのは両方あるからだよね。
少なからず、マレーもできないことではないよ。
FTA:1.6本
被ファール:1.6回
フリースロー80%近い精度なのにもったいない。
インサイドにアタックしてファールをもらいたいかな。
リムにアタックするのが大切!
そして、インサイドは同時にスパーズの課題。
ペイント内得点
スパーズ:43.2点(リーグ最下位)
ガード過多やスモールはここで影響が出ている。
スパーズの武器のはずが守備も崩壊し上手くいってない。
ピック&ロールの効率の悪さ
現代的にはピック&ロールは重要だけど、
これも確率が非常に悪い。
ハンドラーの選択肢が多ければ多いほど、
相手からしたら脅威になる。
相手に迷わせるハンドラーになれたら優秀。
これもインサイドのフィニッシュ力で解決できる。
ゲームコントロール力
スパーズには美しいボールムーブがあるから、
個人に求めることではないのかな。
ただ、チーム全体がデローザンに任せすぎている。
マレーも選択肢になる必要がある。
オルドリッジとデローザンに次ぐ第3スターの獲得より
将来的にもマレーを成長させる方が良いよね。
まとめ
スパーズのデジョンテマレーを書いてみました。
安定しないスパーズのディフェンスの中で、
彼は間違いなくチームの希望になれる選手。
チームも期待しているからこそ、
契約を延長した訳だから頑張って欲しい😊
オフェンスでの成長スピードを考えたら、
来季にはインサイドもさらに進化するかもしれないね。
いつか、デローザンのようなマレーが見れるのを
個人的にはめちゃくちゃ期待してます!
ディフェンスエリートなデローザンなんて
想像しただけで最高だなー!
スパーズを引っ張れ!デジョンテマレー!
長々とありがとうございました🙇