【2019-20シーズン】NBAで速いバスケをするチームTOP5

今回の題材はpaceです。
これも意外と知られているようで知られていないよね。
実は、paceはとても面白い指標だったりする。
2013-14あたりからNBA全体でpaceが高速化し始め、
ウォリアーズの全盛の影響を受けて
色んなチームが高速化していったよね。
昔リーグで最速のpaceで試合していたチームでさえ、
現在ではリーグ平均以下だったりもするんだ。
3Pの重要性がますます強まったことにより、
リーグ全体で高速化も促進されたんだろう。
今年で言うと、最も分かりやすいのがグリズリーズ。
グリッド&グラインドの伝統のバスケを捨てて、
今季はハイスピードでの展開をするチームに。
去年は最遅チームだったからね。
今では主流になっている速攻や3P。
その裏側に潜むのはpaceの指標。
では、早速ランキングです。
paceランキング
栄えある第1位へ。
1位 バックス 105.36
歴代でも最速のバスケをするバックス。
去年もpaceが103くらいで相当早いペースだったのに、
今年はさらに高速化しているよ。
ファストブレイク得点ランク1位のヤニスに加えて、
周りをシューターたちで固める。
それはもちろん強くなるよ。
速攻が得意なチームでありながら、
守備では速攻でやられない
これこそがバックスの強みだったりするんだ。
キングスは去年速攻での1位だったけど、
同じくらい速攻で点を取られていたからね。
そう考えると、彼らがいかに強いか分かるだろう。
ペイント内最強のヤニスとロペス兄弟が偉大すぎるかな。
次の2位へ。
2位 ペリカンズ 103.96
若きスター集団ペリカンズがランクイン。
彼らは3Pも非常に優秀なチームだったし、
速攻を良い武器にできているよ。
ただ、問題点としては速攻された時の守備。
去年のキングス現象が、今ペリカンズで起きている。
これを克服できればバックスの領域も見えてくるかも。
難点としては、ハーフコートのプレーメイク。
ほんとこの一点だと思う。
得点を取る手段の一つが速攻ってだけで、
そのあとイージーに点を取られてたら意味ないよ。
攻めの策がないからやるのではなくて、
色々あるうちの一手が速攻になったら絶対に強くなる
ラプターズなんかがまさにそう。
paceは早くないけど、速攻の得点はリーグ1位だよ。
今後のペリカンズはロンゾが鍵になる。
では、次へ。
3位 ウルブズ 103.94
またしても忙しくて試合が見れていないウルブズ。
見てないのに語るのは嫌なのでスルーです。笑
おそらく早撃ちのチームなのかな。
3Pも率低いのに多用しているみたいだし。
Dloが入って、またチームが少しずつ変わるだろうから
楽しみではある。
一点面白いのは高速バスケをしているのに、
速攻での失点が少ないということ。
あ、でもよく見るとウルブズも速攻での点が少ない。
ますます謎だなー。このチームは。
とりあえず試合みます。笑
次の4位へ。
4位 ロケッツ 103.62
ここで入ってくるのは3Pの申し子ロケッツ。
去年はリーグ屈指のレベルで遅かったのに、
今年はスーパー高速化しているよ。
んー、間違いなくラスですね🤔
ただ、去年の方が3Pのアテンプトが多いんだよね。
成功率も去年の方が上だったりするしさ。
ラスの色がよく出てるなー。笑
ラストの5位へ。
5位 ウィザーズ 103.52
ここで初めて出てきたウィザーズがランクイン。
ウィザーズは結構早いバスケ展開だからなー。
実は、3Pは決して多くないんだけど、成功率は3位。
速攻からのベルタンスの3Pの影響も大きそうだね。
今でも十分早いバスケなのに、
ここに速攻のウォールが戻ってくる。
来年ここまで楽しみなチームはないんじゃないかな。
守備さえ良くなれば、再び強豪に戻れるだろう。
まとめ
前回の3Pに続いての記事だったんだけど、
個人的に一点つながるところがあったかなー。
3Pの多いチームが圧倒的に速いバスケをする
ネッツはなかったんだけど、リーグ10位のペース。
ただ、ここで意外だったのはマブズ
マブズは3Pが多いけどペースはリーグでも遅い方。
《3Pをメインの武器にするチームの特徴》
・敵陣形が整ってない内(速攻)にフリーの3Pを狙う
・じっくりプレーメイクしてスキを作り3Pを狙う
主にこの2パターンしかないんだけど、
マブズはなかなか珍しい後者の方。
そして、後者の方が成功率も高くなるため、
マブズはチーム全体で成功率がとても高い。(リーグ8位)
ドンチッチはやっぱり偉大。
そして、3Pを生かすために速攻を使うチームは、
速攻でやられるチームにならないかどうかが大事になる。
正しいリスク管理が取れていないと、
ただの長所が短所にしかならなくなってしまう。
その点、やっぱりバックスは安定している。
高速バスケの武器を全面的に使いながら、
弱点はセーフティや的確な人員配置でカバーする。
最後に一点
ラプターズはペースが早くなくても速攻での得点1位
2パターン持ち合わせているからこそ、
現役TOP5にいる選手のレナードが抜けても
強豪で居続けられる。
ヤニスみたいに身体能力がすごい選手がいなくとも、
優秀なHCとコート上の指揮官が彼らにはいる。
小さな巨人ラウリーの偉大さあっぱれ。
長々とありがとうございました🙇