ニックスの希望ミッチェルロビンソン

ニックスの希望ミッチェルロビンソン

今回はニックスの将来を担うであろう
ミッチェルロビンソンについてです。

 

2巡目36位指名の選手ながら昨季NBAデビューし、
オールルーキー2ndチーム入りした逸材。

前に一度ハワードの記事で名前書いたことあるけど、
ニックス見ない方は知らないかもなので、
簡単にどんな選手か説明します。

 

身長7フッターでウイングスパン223cmの若きセンター。
誰でも期待してしまうような肉体を持ちながら、
スピードとブロック力をも兼ね備えている。

 

ニックスではファンやフロントからの評価も高く、
バレットとミッチェルロビンソンはトレード不可扱い。

それだけニックスの未来を背負うであろう逸材

 

そんな彼を記事にした理由はすごく単純で、
今季伝説の巨人ウィルトチェンバレンの記録を破る
プレーをしていたからです。

 

その記録とは、シーズンFG成功率のこと。

 

今季のハワードが優れたFG%を残していたけど、
その成績にも彼は勝っていた。

 

ということで、今回は飛躍したミッチェルロビンソンの
プレーを細かく解説していきます。

 

今季成績

MIN:23.2分
PTS:9.7点  AST:0.6本  REB:7.0本
FG%:74.2% ±:−1.8

EFG%:74.2%  TS%:72.6%  usage%:14.0%

 

2年目でプレータイムも少ない選手だけど、
その中でも得点力とリバウンドの強さは圧巻。

FGが70%超えは二度見するレベル。


EFGよりTSが少ないというなかなかいないタイプか。笑
フリースロー苦手なタイプ。

出場時には任されたタイミングでしっかりと点を取れる
貴重なビッグマンと言えるだろう。

 

得点効率の高さ

彼は、今季EFGとTS%は堂々のリーグ1位

これだけ高い効率を維持できたのは、
得意なプレーでしか点をとっていないからでもある。

 

彼が得点するプレーは3パターン。

 

・ピック&ロール
回数:1.9回  得点:3.1点
期待値1.66点 FG%:85.9%

 

・カット
回数:1.5回  得点:2.1点
期待値1.41点 FG%:75.3%

 

・プットバック
回数:2.6回  得点:3.1点(リーグ3位)
期待値1.22点  FG%:63.8%

 

一試合にアベレージする9.7点の内8.3点がこのパターン。
なんならほぼこれでしか取っていない。笑

そして、どれも一回あたりの得点の期待値がすごく高い。
FG%を見るとよく分かるだろう。

 

ピック&ロールの効率の高さはリーグ1位
※ヒートのシルバも優秀だけど19試合の出場のみ。

プットバックでの得点が多いんだけど、
これは彼のオフェンスリバウンドの強さがある。

 

OREB%:12.2%(リーグ8位)

リーグ8位ってところからも、OREBの強さ分かるよね。

 

Contested REB%
=スタッツの全てのリバウンドの内、
相手が1.1m以内にいる時に獲得したリバウンドの率

→取るリバウンドのほとんどがもみくちゃな状態
→イージーなリバウンドが少ない

58.4%(リーグ1位)

これ見てもらうと分かるよね。
リバウンドの大半は競り合って確保しているってこと。

オフェンスリバウンドが多いからかな。

 

REB:7.0本  OREB:3.0本

 

そう、オフェンスリバウンドがかなり強いってこと。
これがプットバックできている要因。

ただ、その代わりディフェンスリバウンドは少ない。

彼の得点効率を支えるのは、身長とパワーだけではない。

 

ここまで押し込むことができるのは、
スピードの影響も大きいんだ。

 

アベレージスピード:4.12 (リーグ6位)
※今季40試合、1試合につき20分以上出場のビッグマン

 

ビッグマンの中でも移動速度が特に早いのが特徴。
この力がカットやピック&ロールに生かされている。

 

優れたディフェンス力

STL:0.9本  BLK:2.0本
ディフレクション:1.7本

 

これが今季の彼のディフェンスでの成績。
スーパー優秀な成績を残している。

ディフレクションもビッグマンの中ではそこそこ多い。

7フッターの身長に優れたウイングスパン、
そして、彼の持つスピードの影響も大きいだろう。

 

オールスター後の10試合では、
ブロックを2.5本もアベレージしている。

既にディフェンスではリーグ屈指のスタッツと言える。

 

ここまでは、非常に優秀なミッチェルロビンソン。

ここからは、良くない面も考えていこう。

 

明確な課題

オフェンスでもディフェンスでも課題がある。

 

オフェンス面


・プレーのバリエーションの少なさ
・雑なスクリーン

 

プレーのバリエーションの少なさ

 

これが今後の将来を左右するだろう。
今の得点はほぼ同じプレーの繰り返し。

言い換えれば、これ以外のプレーが全くできない。

今季5フィートより外でのシュートは5本のみなんだ。

 

フックシュートは今季わずか5本。
ジャンプショットも5本。

5フィート以内に入れさせなければ怖くない選手。

 

今のプレーに満足してしまっていると、
ただの純正なラジコンにしかならないだろう。

ただ、Twitterでこの前流れてた彼のワークアウト動画。
ハンドリングに外からの3Pシュートまで打っていた。

それも相当なハンドリングのレベルだった。

気になる人はTwitterで「ミッチェルロビンソン」を
検索するとその動画が出てきます。


知らない方は絶対に見て欲しい。

もし、彼がラジコン型センターにならなかったら、
それを想像するだけでワクワクするよ。

 

 

雑なスクリーン

これは個人的に思うことなんだけど、
スクリーンをかけるのがあまり上手ではないこと。

そもそもかかってないことが多いんだよね。

これも決して感覚だけではないよ。
調べてみると、彼はスクリーンアシストが少ない。

 

周りを生かせるセンターにはなれていない

 

同じくバリエーションの少ないゴベアでも、
スクリーンアシストの数ではリーグトップ。

芸が達者な選手でなくとも少しの起点を利かすかどうか

 

彼が今後リーグで評価される選手になるには、
こんなスキルが必要なのかもしれない。

ポテンシャル褒められるのは、若いうちだけだからねー笑

 

ディフェンス面


・ファールトラブル
・ディフェンスのスタンス(ブロック主体)

 

ファールトラブル

今季平均:3.2
6ファール:7回
5ファール:8回
4ファール:10回

 

彼は出場時間が短いのに、ファールが非常に多い。
自分でプレータイムを短くしてしまっている。

これ実は、ディフェンスのスタンスにも言えるんだ。

 

ディフェンスのスタンス

ミッチェルロビンソンの良くないところは、
ブロックの狙いすぎだろう。

 

ブロックが上手いが故に、仇となっている。

 

ファールトラブルとディフェンスリバウンドの少なさ

 

この二つはおそらくこれによって起こっているもの。

 

彼のようにパワーに加え、恵まれた身体をもつ選手は、
通常ディフェンスリバウンドをもっと取れるはず。

そして、オフェンスとディフェンス両面で見えることは、
バスケットIQの低さかなー。

まーこれはまだ若いからなんとでもなる。

まとめ

今回は、NBAでも屈指のポテンシャルを持つ、
ニックスのミッチェルロビンソンを書きました。

優れたディフェンス力と得点効率

これは既にリーグでもトップレベルだった。

だけど、ここからリーグトップのセンターになるには、
もっと賢い選手になる必要がある。

しばらくはニックスが握る選手だろうから、
育成がやや心配ではあるけど、
この大器が花開いたらニックス王朝が来るかもしれない。

あのワークアウト見る限り、
相当なレベルだと思うんだよなー。

賢いプレーヤーになってくれー🙏

一人のNBAファンとして
22歳の彼の成長が楽しみでしょうがないなー!

長々とありがとうございました🙇

 

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データ引用元:
https://stats.nba.com/

作成日:2020年7月24日

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