レイカーズで復活したドワイトハワード

今回はカムバックシリーズ第2弾ということで、
レイカーズのドワイトハワードについて書いていきます。
メロが復活できたのは、他でもないハワードのおかげ。
間違いなく、ハワードがメロの復活する道を作ったんだ。
レイカーズが今季ウエストの1位をキープできてるのは、
ハワードの影響力も大きいからね。
そんな、彼の変化をまとめます。
今季成績
MIN:19.2分
PTS:7.5点 AST:0.7本 REB:7.4本 BLK:1.2本
FG%:73.2% 3P%:60.0% ±:+2.7
EFG%:73.7% TS%:69.6% usage%:14.3%
ベンチとしては、最高の成績!
出場時間が約20分と限られた時間で、
リバウンドは7.4本、ブロック1.2本ってすごいよね。
「リバウンドとスクリーンとブロックに徹する」
その全てが表れている。
REB%はリーグ8位の18.8%の成績。
OREB%はリーグ5位の12.7%
未だにリバウンドはNBAでも最強クラスの選手。
これこそ、レイカーズが彼を選んだ理由だよ。
レイカーズはカズンズと描いた未来をケガで実現できず、
ハワードを獲得したんだよね。
ノアやスペイツとワークアウトして、
ハワードを選んだのは最もポテンシャルが高いから。
ハワードはそれを結果で見せているんだ。
1番驚きなのはusage%かな。
いつもは約20%かそれ以上だけど、今季は違う。
ちゃんとチームの求める仕事のみを完遂しているんだ。
レーティング
【OFFRTG】 112.8 112.6
【DEFRTG】 106.0 105.5
【NETRTG】 6.8 7.1
太字がレイカーズ
これ単純に見ると低く感じるんだけど、実は違うんだ。
ベンチメンバーではカルーソに次ぐ2位。
チームで7位であり、ADよりも上!
(クックは上だが試合数少ない)
ほとんどハワードより上の選手は、スタメンなんだよね。
ベンチメンバーでハワードの大切さがよく分かるはず。
それにプレータイムの関係もある。
レイカーズが+を作れる時間は、
もちろん、レブロンとADが出場している時間。
レブロンとADのオンコート/オフコート
レブロン:オンコート/8.1 オフコート/−0.3
AD: オンコート/5.2 オフコート/2.9
ただ、ハワードはこの2人との出場時間は多くない。
ポジションとスペーシングの関係があるからね。
ローテーションを見るとADとの交代が多い。
ハワード&レブロンは13.0分
ハワード&ADは7.5分
そもそもハワードは1番点が取れるメンバーの時にいない。
だから、スタメンの方がレーティングが高く、
レーティングだけを見ると低く感じる。
ただ、これは本当は違うってことだよ。
レイカーズはスタメン陣が強いからね。
ハワードは主軸の休んでる時間に、
きっちりリードをつないでいることが分かるはず。
これうまく伝わってるのかなー。笑
結論としては、ハワードはレイカーズでなくてはならない存在ってことです。
ハワードがもっとフォーカスされても良いデータがある。
効率の良いハワード
上であえて書かなかったんだけど、
今季ハワードのEFG%は、リーグ2位の73.7%
これ以上は、ミッチェルロビンソンの74.2%だけなんだ。
今季のミッチェルはフィールドゴール成功率は、
あのウィルトチェンバレン越えの歴代最高記録なんだよ。
これに勝てないのはしょうがないよね。
ちなみに、去年ならハワードはダントツの1位です。
※去年:デイミアンジョーンズ 71.6%
ハワードがいかに効率よく得点してるか分かるだろう。
ハワードのキャリアを通してみると、
キャリアハイはEFG%は63.3%
そこから今年は得点効率を10%も上げているんだ。
なぜ、ハワードの効率が上がったのか?
先に理由を挙げると、
・シュート前のドリブルの減少
・不用意なポストアップの減少
・ピック&ロールの質の向上
シュート前のドリブルの減少
一昨年〜現在
0ドリブル 55.8%→66.2%→86.2%
1ドリブル 16.1%→16.2%→9.8%
2ドリブル 12.3%→8.8%→3.1%
今季のハワードは無駄な動きが少ない。
だからこそ、高いFG%を実現できているんだ。
不用意なポストアップの減少
昔のハワードはスキルが多彩な訳でもないのに、
ボールを欲しがる選手だった。
今のハワードは1試合に0.6回しかポストアップをしない。
無駄が減って効率が上がっているよね。
ピック&ロールの質の向上
プレーの質を表すpppというデータで、
今季のハワードは圧倒的な1.29を叩き出している。
アテンプトの少なさと、ハンドラーがレブロンってのもあるけど凄すぎる!
前に書いた優秀なサボニスでさえ、1.11だからね。
今季のハワードのプレーの質はめちゃくちゃ高いんだ。
まとめ
レイカーズの守護神としてハワードは今季復活した。
その背景には、改心だけでなく、プレーの変化も多い。
プライドも捨て、チームの優勝のために尽力する。
これが、ハワードが復活できた理由だろう。
運命的なものもあるかもしれないけど、
カズンズがケガしてしまったのも大きかった。
何かの巡り合わせで手にしたチャンスを結果にして、
チームに恩返ししたハワード。
そして、それによって開かれたカーメロ復活の道。
ハワードはレイカーズの大事なピースとして、
プレーオフでも輝き続けるだろう。
今回の記事長すぎてすみません🙇笑
読んでいただき、ありがとうございます😊
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データ引用元:
https://stats.nba.com/
作成日:2020年7月23日