マーベリックスにおけるドンチッチの影響力

前の記事では、チームの絶対的存在のドンチッチの変化について書いた。
↓これはpart3だから、part1から読んでね!
今季大躍進したマーベリックス
※これはpart3です。
今回は、そのドンチッチの成長を受けて、
周りが受けた影響について書いていこう!
ドンチッチが止められない選手になればなるほど、
周りはマークが空くからね!
今年は色んな選手が恩恵を受けているよ。
まずは、ポルジンギスから!
ポルジンギス
今季成績
・pts:17.1点 ast:1.4本 reb:9.2本 blk:2.1本
彼は、まだまだ昔の姿のようには戻れていない。
ただ、そんなポルジンギスの負担を減らしているのは、
間違いなくドンチッチ!
usage%を下げて、ドンチッチに任せてるからね。
ニックス:30.5% マブズ:24.9%
逆に、今シーズンのポルジンギスの復帰は、
ドンチッチにとっても大きいよ。
ニックス時代のように20点アベレージは出来ないけど、
リバウンドに尽力している。
今季はまだ完璧ではないけどポルジンギスがいるだけで、
相手はマークしなければならなくなる。
ドンチッチのマークが緩くなるってことなんだ。
そして、2人は相互に補い合っている。
ポルジンギス自体は、
元々効率が良い選手ではないんだよね。
今季 FG%:39.7% 3P%:33.5%
ただ、ここから2人のコンビが成熟すれば、
さらに数値にも出てくるくらい変化があるだろうな。
あとは、今季ケガでポルジンギスがいない時、
ディフェンスレーティングが3〜4点下がっていた。
これは、ドンチッチのディフェンスの負担も増えるし、
オフェンスにも影響している。
ポルジンギスがいることで守備の安定感はかなり増している。
1試合約2ブロックだからね。
それに221cmがいるだけで、
相手はなかなかインサイドには攻めに行けない。
中はポルジンギス/パウエル/マリヤノビッチのおかげで、
マブズのディフェンスは改善したと言えるだろう。
ドンチッチと相互に負担を補い合っている印象かな。
ただ、書きたいのはポルジンギスについてではない。
実は、特にドンチッチの恩恵を受けている選手が二人。
ティムハーダウェイJr.
まず去年との違いをデータで示していこう。
±値:−6.2→+5.2
こんな1年で差が出ているんだよ。
ただ、ここまでの数字が残せているのは、
彼の効率アップが背景にあるんだ。
EFG%:47.4%→54.6%
3P%:34.0%→39.2%
3P%が格段に伸び、超優秀なシューターになっている。
ドンチッチの相棒になれているのが分かるだろう。
〇ドンチッチのパスから放つ3P%
27.9%→45.8%
この影響はドンチッチとの相性の良さが関わっている。
この二人の同時に出場している時は+6.3
これだけのプラスを作れているんだ。
いかに相性が良いか分かるんじゃないかな。
ちなみに、同時の出場時間は1試合に20分近くもある。
そして、ハーダウェイの効率が上がった背景には、
プルアップの減少とキャッチ&シュートの増加がある。
プルアップアテンプト:6.2本→4.1本
キャッチ&シュートアテンプト:5.0本→5.3本
プルアップで打つ本数が格段に減ったんだ。
それだけ、ドンチッチにプレーメイクを任せている。
usage%も顕著に変化が現れている。
24.6%→20.9%
それだけチーム全体がドンチッチを信じているんだ!
必ずいいパスが回ってくると。
無理な体制で打たないからこそ、効率的な選手になれたんだろうな。
ドリアンフィニースミス
まず去年との違いをデータで示していこう。
pts:7.5点→9.3点 reb:4.8本→5.4本 ±値:−1.1→4.2
今年は大きく+を作れる選手になっているよね。
ただ、この背景には得点効率のアップがあるんだ。
EFG%:50.7%→57.7% 3P%:31.1%→38.3%
EFG%からも分かる通り、任された場面で確実に点を取れている。
ドンチッチのパスから3P%:29.3%→37.6%
彼もドンチッチのタメの恩恵を受けている選手。
そして、ドンチッチにとっても最高の相棒だろうな。
相互に補い合っているよね。
ディフェンスではドンチッチの負担を減らし、
オフェンスではスペーシングしてサポートする。
パウエル
パウエルもドンチッチの恩恵を受けていた選手だった。
アキレス腱断裂の大怪我をしてしまったけど、
怪我前のパウエルの成績を見てもらえるとよく分かるよ。
FG%:62.7%→67.4%
インサイドでこれだけ押し込める選手の存在は大きいよ。
今度はこの役割を引き継いで、
コーリーステインがこの恩恵を受けるのかなー。
パウエルの怪我がちゃんと完治し、
再びエネルギッシュなプレーが見られますように🙏🙏
まとめ
ドンチッチのもたらした影響が分かるよね。
彼の作るタメがマークを緩めて、
他の選手を活かすことに繋がっている。
この点が昨シーズンとは全然違う。
そして、パスを受けた仲間は期待に応えている。
だからこそ、ドンチッチのマークも緩み、
彼自身の得点も増えているんだ。
1人のスターが仲間を生かし、
チームを大躍進に導いている。
その背景には、チームの大きな変化があったんだ。
マブズの試合を見る時は書いた点を見てみてほしい!
書いて欲しい選手やチームの記事があれば、
是非コメントにいただけたら嬉しいです!
よろしくお願いいたします🙇🙇🙇

