進化を続けるマイルズターナー|Myles Turner

進化を続けるマイルズターナー|Myles Turner

今回は、ペイサーズのマイルズターナーについてです。

 

今季プレーオフであっさりスウィープ負けしたペイサーズ。

連携の要サボニス不在の影響も大きかった。

 

結局毎年プレーオフに導いたHCのマクミランは解雇。
契約延長オファーの2週間後に解雇するとはね。

 

おそらく来年のペイサーズは大きく変わる。

 

その流れで重要なのは、
サボニスとターナーの共存問題。

 

相互にペイサーズの攻守の要を担いつつも、
相乗効果を生むことができない二人という現状。

とはいえ、トレードの噂の多いターナー程、
期待溢れるビッグマンはほとんどいない。

 

アメリカ代表にも入った選手だしさ。

 

今回は、そのマイルズターナーを書いていこう。

 

2019ー20シーズン成績

MIN:29.4分 得点:12.1分 3P:(1.4本)4.0本 34.4%
REB:6.6本 BLK:2.1本 ±値:-0.1

 

全体的に去年よりも成績はやや後退している。
プレイ時間を除いて、ほとんどが落ちてしまった。

出場時の±値(-0.1)で見ると、
チームで4番目に悪い数値を残している。

リバウンドではサボニスが大きく数値を伸ばした影響もあり、
ターナーはやや本数は減少。

 

【二人のリバウンド】

ターナー:7.2本⇒6.6本

サボニス:9.3本⇒12.4本

 

これを見るとサボニスが取ってて、
ターナーが取れていないように感じる。

実際にはそこまで単純ではない。

そもそも、サボニスの方がリバウンドのチャンスが圧倒的に多いから。

 

【DREB chance%】

ターナー:51.1%⇒51.1%

サボニス:61.5%⇒66.2%

敢えてディフェンスリバウンドで書いたけど、
そもそもチャンスの数が大きく異なっている。

 

とはいえ、ペイサーズはリバウンドが弱いチーム。

獲得率はリーグでもかなり低い方だし、
ボックスアウトも大きく数値を落としている。

チームとしては、この辺の改善も必要そうかな。

プレーオフでヒートに60本取られた試合もあったしさ。

 

ここからはターナーを掘り下げて書いていこう。

 

 

ペイサーズの守備の要マイルズターナー

まず、ターナーといえばディフェンス力

DPOY賞でもおかしくないレベルの存在感を誇る。

 

それと同時に、ペイサーズを悩ませる要因でもあるよ。

 

上でも書いた通り、
今季も平均2BLKを超えるリムプロテクター
平均ブロック数はリーグ4位

 

動画は昨季のものなんだけど、
見ると守備時の恐ろしさが分かるはず。

今季もリム周辺を守っていたのは、
ターナーだということを忘れてはならない。

彼がいるだけで、相手チームはドライブしてもパスを出す。

 

ターナーの存在感(ペイント内失点)

これが分かりやすく出ているのがペイント内失点。
※36分平均

オンコート:33.6点 (チーム5位)

オフコート:37.6点 (チーム1位)

 

オンコートで上にいるのは10試合程度の選手だから、
オラディポに次ぐ実質2位。
ターナーのいない時ペイントでやられているのが分かるはず。

去年のブロック王は決して伊達ではない。

決めさせない守備力(DIFF%)

6フィート以内:-10.9% 10フィート以内:-8.7%
被成功率:51.1% 被成功率:49.3%

 

これだけでもいかに中で決められないか分かる。

それにターナーがいるだけで、
相手チームは中に攻めにくくなるのも当然。

加えて、今季リムから離れた位置でのブロックも増えている。

それだけ、今季の彼は身体能力に加え、
ポジショニングも良くなっているんだ。

 

PnRを一人で対応できる守備力もあり、
中間ポジションに立つのも非常に上手い。

DIFF%から分かる通り、
彼がマークについた選手は点を取れなくなる。

 

※対エンビードは全く歯が立ちません。笑

 

サボニスversion

6フィート以内:-3.4% 10フィート以内:-3.5%
被成功率:57.8% 被成功率:53.7%

 

サボニスはターナー程のリムプロテクトはできない。

守備時の存在感もターナーの方が圧倒的なのが分かる。

しかし、サボニスのバスケIQを考えると、
今後さらに守備での存在感は増すだろう。

 

明確だったオフェンスでの変化

ペイサーズのサボニスとターナーは共存を指摘されるけど、
二人ともそれぞれ良さを生かそうとはしている。

サボニスはインサイドでのプレイメイク、
ターナーは外からのシュート力。

エリアが被る点や相乗効果をもたらせてはいない点はあるものの、プレーは昨季から変化している。

 

シュートの変化

今季のターナーはシュートエリアが遠くなった。

これはサボニスのためでもあり、
自分の長所を生かすためでもあるだろうな。

シュートのエリアの広がりにより、
彼のジャンプシュートは大きく増えているよ。

2018-19シーズン FGA:780本 ジャンプシュート:506本
2019-20シーズン FGA:587本 ジャンプシュート:405本

 

18-19シーズン:シュート全体の64.8%

19-20シーズン:シュート全体の68.9%

 

今では約7割がジャンプシュートなんだ。

 

それだけ意識して、外から打っているということ。

シュートエリアの効率化

ミッドレンジを大きく改善させたのが今シーズン。
効率の悪い長めの2Pシュートを大きく減らした。

 

10-14フィート 昨季:70本  48.6% 今季:54本 57.4%
15-19フィート 昨季:155本  40.0% 今季:41本 31.7%

確率よりも本数を見て欲しい。

今季効率の悪い遠めの2Pシュートを減らしている。
加えて、ショートレンジは正確に決めきっている。

ターナーの良さはシュート力だからね。

 

そして、減った分のアテンプトは3Pシュートになった。

 

ストレッチ4&5としての才能

【3Pシュート】

昨季:(76本)196本 38.8% 今季:(86本)250本 34.4%

ターナーは昨季と今季で約200本シュートが減った

そして、中間の効率の悪いシュートも減らした

 

代わりに増やしたのが3Pシュート
得点効率とスペーシングのために増やしたんだろう。

シュート数はサボニスの影響で大きく減ったものの、
3Pシュートは50本も増えている。

この3Pも今はある要因で好不調の差が激しいけどさ。
(これは下に書きます。)

 

ピック&ポップからのワイドオープンでのキャッチ&シュート。

今はこのパターンで多くのシュートを放てているし、
来季はそれをいかに正確に決めるかどうか。

来季は36~38%くらいは決めるんじゃないかな。

 

なぜなら、同じエリア・パターンでのシュートが多いから。

 

ハンドリングの向上

今季のターナーで感じたのはハンドリング力。

すごく変化したわけではないものの、
得点のバリエーションが増えた印象。

シュートフェイクからのドライブが上手くなった。

ピック&ポップの時のプレーの幅。
そこそこスピードもあるしブルックロペスにはできない。

 

これにより、リバウンドからのファストブレイクを自ら作れるのも良くなっているよね。

 

まだ才能が開花していないとは言われているものの、
昨季から進化している点も多くある。

サボニスとの共存だって、
彼が3Pシュートを磨けば問題視されないだろう。

 

浮かび上がるオフェンスでの課題

3Pシュートのアテンプト数増など、
成長は多くみられているものの課題も多いのが現状。

守備は今でもリーグトップクラス。

 

ターナーの課題はオフェンスでの存在感のなさ

 

では、詳しく課題を書き上げていこう。

 

好不調の差

上で書いた好不調の差が課題の一つ。

驚くであろうデータがある。

 

【ホーム&ロード】
※上:ホーム  下:ロード

得点:13.1点 FG%:47.7% 3P:41.2% ±値:+1.0
得点:11.2点 FG%:43.9% 3P:26.9% ±値:-1.1

一人シクサーズのような選手。笑

とにかく内弁慶すぎるターナー。

これはあまり知られていないだろうけど、
今季だけのことではない。

昨季も同様にロードでは数値が落ち込んでいる

 

これはオフェンスだけにとどまらない。

 

【ブロックのホーム&ロード】
※左:ホーム  右:ロード

昨季 BLK:3.1本 BLK:2.2本
今季 BLK:2.6本 BLK:1.7本

ディフェンス面でもパフォーマンスの差が大きい。

ホーム&ロードでここまで変わると、
チームとしても信頼しにくい原因にもなる。

ターナーがメンタルが弱いイメージを持たれるのも、
このデータを見るとよく分かるはず。

 

しかし、これはターナーに期待できる点でもあるんだ。

 

ホームのプレーをロードでもできれば、
ターナーは相当怖い選手になるだろう。

今季のターナーはホームで3Pを約1本多く放っている。
それでも成功率は40%を超えていた。

ロードの苦手を克服するだけで、
彼は一気にオールスターをも目指せる選手なんだ。

オフェンスでの混沌

これは完全に主観で書いてるエリアです。

守備ではエリート、攻撃では存在感薄なんだけど、
1番は何を目指しているのか分からない点。

 

例えば、

周囲を動かすサボニス風になりたいのか、

自力で決めきる選手になりたいのか、

ガードに生かされる選手になりたいのか。

 

生かされる側のビッグマンのイメージなんだけど、
自分でやりたがる点がたまにある。

これがすごくもったいなく感じてしまうなー。

 

ターナーがやりたがる程サボニスの邪魔になり、
シューターになる程チームは良くなるんじゃないかな。

簡潔に言うと、使われる選手になるのが理想。

 

今のアメリカのビッグマンの育成は、
正直ヨーロッパの選手には勝てないものがある。

これはヌルキッチやブーチェにも言えることだね。

ヨキッチやサボニスのように組み立てれる選手は、
今アメリカではアデバヨくらいなんじゃないかな。

 

使われる側に割り切った黒子的な役割を増やした方が、
ターナーの存在価値は増すだろう。

 

極端に少ないスクリーンアシストやボックスアウトを増やすこと。

 

サボニスやブログドンのためにスペースを作り、
コーナー3Pを増やしていくこと。

※コーナー3の成功率は高いのにアテンプトが特に少ない現状。

 

成長とともに課題も多くあるターナー。
彼はまだ24歳とまだまだここから伸びる選手。

サボニス&ターナーの共存問題

サボニスとの共存に疑問の残るターナー。

 

・ペイントでのスペースの潰しあい

・今の若いターナーには価値があること

・ターナーを動かすことでサラリーは柔軟になる

 

主にこの3点からトレードの噂が多い。

 

個人的な考えではトレードする必要はない気がする。

 

今のペイサーズで最も長く在籍しているのがターナー。

2年目の活躍から大きく期待を受けたものの
なかなか伸びきらない印象が強い。

サボニスのシュートアテンプトの増加の影響から、
存在感が消えた今シーズン。

しかし、彼らはまだ一緒にプレーしてそこまで長くはない。

 

ペイサーズの難しいのは、

攻守のインサイドの要が異なることだよね。

 

例えば、アデバヨやエンビードで考えると分かりやすい。

彼らは攻守においてチームの要。

 

もちろん一人でできるとサラリーは圧倒的に少なくなる。

エンビード:(来季)29mil

アデバヨ:(来季)5mil
※ルーキースケールなので

 

サボニス&ターナー:(来季)18.5mil+18mil

 

現役最強ビッグマンのエンビードも高く感じるけど、
二人良い選手がいる方が年俸的には厳しい。

 

インサイドに要を置くペイサーズだからこそ難しい問題。

 

オラディポの不在期間の長さもあるしさ。

 

二人のうち片方をトレードしたら、
必ず攻守どちらかのパフォーマンスが落ちる。

 

トレードするのは果たして今なのか?

28歳でケガがちなオラディポではないのか?
(契約は来年までで21mil)

 

この辺が疑問に思う点かな。

 

将来のDPOY賞候補の放出か、
今オールスター選出の選手を取るか。

二人で共存の道を取ればいいんじゃないかな。

 

新HCが6人目の選手として、
彼らを生かすオフェンス戦術を編み出せばいい。

ACにダンバーグがいればディフェンスは形になるはず。

 

HOUやNOP、BKN、WASに行ったら面白そうだけど、
ペイサーズファンなので書いてみました。

全部ビッグマンを扱う側にするのが上手いチーム。

 

正直、ペイサーズは彼を使いこなせていない。

ここからの戦い方に注目したい。

まとめ

今回はトレードの噂が多い人気選手マイルズターナーについてでした。

 

どこのチームも欲しがるくらいの選手だし、
ポテンシャルもピカイチ。

サボニスの急成長により存在は薄くなったけど、
それがなければ彼はもっと評価されただろう。

 

んー、アーロンゴードンが頭をよぎる。笑

 

ペイサーズが3番目に好きなチームなので、
極端なテコ入れは望んでいません。

 

ターナー来季は全ての人を魅了してくれー。

頑張れマイルズターナー!

 

長々とありがとうございました。

 

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データ引用元:
https://stats.nba.com/
https://hoopshype.com/

作成日:2020年9月27日

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