ティンバーウルブズの目指すバスケと課題

ティンバーウルブズの目指すバスケと課題
今回は、今季やっと試合を見たウルブズです。
 
いやーようやく見ました。
あとは見てないチームないんじゃないかなー。
あっピストンズ見てないわ🤔笑
 
昨日と今日で合わせて4試合フルで見ました。笑
 
トレード前からトレード後までウルブズ見まくりです。
 
その中である程度感じたことと、
課題や今後の目指す形が分かったので書いていきます。
 
チームのトレードの意図も明確でした。
 
ウルブズは二本の記事にする予定です。
 
1本目:ウルブズの目指すバスケと課題
2本目:ウルブズが今後の補強で重視すべきこと
 
 
基本的にはこんな感じで書いていく予定です。

まずは、ウルブズを見なくなった理由から書いてこー。

 

ウルブズのバスケが見ていて面白くなくなったから。

ウルブズはルビオが去って、個人の色が強くなったよね。

 

それが好きではなくなった理由なんだ。
 

ルビオのプレーメイクはタウンズやウィギンズ、ラヴィーンを上手く活用していた。

 
それぞれの選手の色にあったプレーメイクをしていた。
 
ルビオもアシストのキャリアハイはウルブズ時代だしさ。(AST:9.1本)

チームとして連携がとれていたウルブズ

 

ルビオが去り、バトラーの時代が来ると一変した。

THE個人技のチーム

チームとしてやりたいことも明確じゃなかった。

バトラーがやりたいようにやって、周りが合わせる。
そもそもバトラーは一人でできてしまうタイプだしさ。

 

しかし、活かされ慣れていたタウンズやウィギンズは上手くいくはずがないんだ。

→バトラー俺勝事件

個人主体、チームワーク無しのウルブズ

そして、この時代にウルブズが好きではなくなった。

当時一番好きだったシクサーズにバトラーが来た時は……
コビントンとサリッチいなくなるしで暴れました。

 

そして、個人技のシクサーズが好きではなくなった。

ただね、誤解してほしくないんだけど、バトラーは好きな選手なんだー。

 

誰よりも自分に厳しく、終盤では最も頼りになる男。

ヒートに行ってから特に好きになったなー。

初期の頃からブログにバトラーは結構書いてるからなー。

 

まーこんな感じでウルブズから離れたんだけども、

最近試合を見てたら、もう本当にいいチーム😂😂
 
 
なんで今シーズン見てなかったんだろうっていうくらい笑
→気づいたら4試合見てた。
 
 
久々だからこそ、チームの変化もよく分かったよ。
 
 
まずは、今季ウルブズのバスケは何を重視し、
昨季とどう変化したのかをまとめていきます。
 
 
 

ウルブズの目指すバスケと去年からの変化

 

 
【今季のウルブズの特徴】
 
・ハイペースな展開から3P
・連続したパスからの崩し
・3Pのスペーシングを利用し積極的にカット&ドライブ
 
 
昔は1on1ベースで展開しててペースも遅いし、
ミッドレンジばっかりなチームだった。
 
 
相当、ウルブズは現代向きのバスケになった。
それもかなり最先端な方いってるんじゃないかな。
 
 
データを見ても去年との違いハッキリ分かるよ。
まるで、今までとは違う別のチーム。
※ここからは去年と比較
 
 

ハイペースな展開から3P

 
一番顕著なのは、やっぱりペースと3P。
 
 
ペース:100.88→103.94(リーグ3位)
 
3P:28.7本→39.7(リーグ3位)
 
 
現代のバスケに移行したのがここからも分かる。
ペースを速くしマークがつかないうちに積極的に打つ。
 
一人で運んで完結できる選手がいなくなったからこそ、
このスタイルが抜群にフィットしている。
 
 
現代的になったよーって書いたんだけど、
これだけだったらもちろん言えないよね。
 
 
キャッチ&シュート3P
22.4本→28.1本(リーグ1位)
 
スポットアップ
23.9回→28.3回(リーグ1位)
 
 

試合見ていると分かるんだけど、

彼らはメインの3Pを基本的にプルアップで打たない。
 
これはすごく重要なこと。
キャッチ&シュートの方が格段に成功率が良いからね。
 
もちろん、ただではフリーになれないよ。
オフボールでのスクリーンも去年より増えている。
 
 

連続したパスからの崩し

 
もちろんパスも増えている。
 
パス:290.5本→306.1本
 
 
ここまで来るとだいぶ分かるけど、
彼らは3Pを打つための戦術をしっかり研究している。
 
現代風でいくなら重視すべきは効率面。
もちろん、無駄はちゃんと省く。
 
 
ポストアップ
19.7回(リーグ1位)→7.4回
 
ミッドレンジ
17.2本→6.5本(リーグ26位)
 
 
ボールを止めるポストアップは大きく減らしている。
タウンズみたいなセンターがいるのにだよ。
 
効率の悪いミッドレンジももちろん打たない。
とにかく効率の悪いことをなくしているんだ。
 
 
勝負すべきは、イージーなゴール下と3Pのみ
 
 
もちろん、タウンズも合わせて変化している。
3PA:4.6本→7.9本
 
スキル多彩なのがタウンズの良いところ。
それでいて確率は40%を越えてきているよ。
 

3Pのスペーシングを利用し積極的にカット&ドライブ

 
ドライブ
41.0回→50.7回(リーグ5位)
 
3Pで作るスペーシングを活用するのもうまい。
カットとかできればさらに良いかな。
 
 
いい感じだなー!
新生ティンバーウルブズ。
 
いやーここまでは本当に素晴らしすぎるウルブズ。
 
 
現代風に移行しているのもハッキリ分かるし、
33歳の若いサンダースHCとの相性が良い。
 
サンダースHCはタウンズの利用法も非常に上手。
今季タウンズは選手として引出しが増えた。
 
 
ここで一点疑問がある。
 
ウルブズって西の14位だよね。
なんでこんなに勝ててないの?
 
 
 
ここからは変化したウルブズに生じている課題と
それへの対応について書いていこう。
 
 

ウルブズの課題と対応

 
課題は明確だった。
 
・決まらない3P
・深刻なタウンズ依存
・守れないディフェンス
 
 
 

決まらない3P

 
まず一番勝てない理由はここなんだよね。
 
3Pをメインにしているチームなのに、
なんせ3Pを決めれないこと。
プレーメイクは全然悪くないんだけどなー。
 
でも、これはトレードデッドラインに対応してるよ。
 
メンバーの入れ替わりについて書いていこう。
ウルブズは今季一番人の入れ替わりが多いチーム。
 
去年からのメンバーで残っているのは、
タウンズとオコギーだけだからね。
 
 
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【IN】
マリクビーズリー(DEN)
ファンチョエルナンゴメス(DEN)
ヴァンダービルド(DEN)
エバンターナー(ATL)
ディアンジェロラッセル(GSW)
ジェイコブエバンス(GSW
スペルマンGSW獲得後ウェイブ
ジェームズジョンソン(MIA)
アレンクラブ(ATL)
1巡目指名権
 
【OUT】
コビントン
ジョーダンベル
ネイピアー
ケイタベイツディオップ
ボンレイ
アンドリューウィギンズ
ゴーギージェン
ジェフティーグ
グラハム
2021指名権1巡目(条件付き)
2021指名権2巡目
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めちゃくちゃ見にくいかもです。
とにかく人の入れ替えが激しいよね。
 
でも、このトレードには意味がある。
 
 
決まらない3Pにもキッチリと対処しているよ。
ナゲッツから獲得したファンチョとビーズリーは3Pが非常に優秀な選手。
 
去年のファンチョC&Sの3P:37.1%
去年のビーズリーC&Sの3P:42.2%
※C&S=キャッチ&シュートのこと
 
 
C&Sの特に得意な選手を補強しているんだ。
ちゃんと二人とも移籍後も決めているしさ。
 
同様にクラブも非常に3Pがうまい選手。
元ブレイザーズ産です。笑
 
もちろんジョンソンも3Pは悪くはないよ。
 
 
この辺の3P%がイマイチだった選手を躊躇なく、
トレードしてるあたりからも意図を感じるかな。
 
ジョーダンベル      0.3本 22.2%
ケイタベイツディオップ  2.5本 33.0%
ボンレイ         0.5本 14.3%
グラハム         2.5本 24.1%
 
 
3Pが上手な選手に焦点を当て補強している
 
 
 

深刻なタウンズ依存

 
ウルブズの課題はタウンズに頼りすぎていること。
 
今季は新たな引き出しとして3Pだけでなく、
ヨキッチのような振る舞いをする時が増えている。
 
 
今季ウルブズ全体でこれだけ絡みが増えているからね。
 
ハンドオフ
4.5回→7.9回(リーグ5位)
 
スクリーンアシスト
7.5回→8.5回
 
 
こんな影響力もあるために、彼がいないと崩れる。
 
オンコートOFFRTG:113.9
オフコートOFFRTG:102.4(リーグ最下位相当)
 
 
ディフェンス力で勝負できるチームではないのに、
タウンズがいないと驚くほどに点が取れなくなる。
 
この理由は、スクリーナー不足
 
試合見てるとタウンズはずっとプレーに関与して、
こまめにスクリーンをかけ続けている。
 
 
これが変わって入る選手になると……
スクリーナーが一切いないんだ。
 
ナズリードやファンチョはあまりスクリーンをかけない。
二人とも3Pは優秀なんだけどね。
 
 
他にもプレーメイク面にも影響するタウンズ。
 
その点は、Dloやジェームズジョンソンでなんとかなる。
 
実際ジェームズジョンソンはプレーメイクもしている。
ネイピアーやティーグはスタメンガードにしては、積極性がなかった。
これは3PAからも分かるんだけどさ。
 
対して、Dloは積極的にプルアップでも打つ選手だし、
PnRでタウンズを守れば良いという訳にはいかなくなる。
 
 
積極性とプレーメイク、タウンズ依存は全て、
Dloで解決できるだろう。
 
Dloは空いてる選手を探すのが抜群にうまいからね。
 
現状3Pは多いのにコーナーは使えていないけど、
その点もうまくやってくれそうな補強になっている。
 
スクリーナーがいないのは、オフで動こう。
 
プレーメイクできるスターの獲得で依存は解決
 
 

守れないディフェンス

 
これは現段階では対処できていないところ。
 
ジェームズジョンソンは良いディフェンダーだけど、
まだまだ守備的な選手が足りない。
 
3Pで貢献できていないカルバーとオコギーは、
さらなる成長が必要。
 
 
加えて、リムプロテクターの獲得は必須。
 
Dloとタウンズは守備が怪しいからこれだと厳しい。
3&Dがいればなー!
 
さすがにジョーハリス来ないよなー。
 
 
 
最後にいい補強だと感じたポイントがある。
 
タウンズにヨキッチのような振る舞いをさせるのに
ナゲッツから選手を獲得したこと。
 
スキル多彩なタウンズならパスの引き出しも
増えるはずだしポテンシャルを刺激するだろう。
 
実際ビーズリーは良いパスの引き出し方してるよね。
 
ヨキッチの使い方をするなら、ヨキッチのとこでやっていた選手が一番間違いない。
 
タウンズに預けてからのカットが機能しているしさ。
これがウルブズが目指している形。
 
 
勝負すべきは、イージーなゴール下と3P
 
 
ただ3Pのうまい選手を獲得しただけではなく、
前所属チームのことまで考えている。
 
 
ファンチョ・ビーズリー=ナゲッツ
ジェームズジョンソン=ヒート
 
この2チームはカットが非常に優秀なチーム。
ヒート(リーグ1位)、ナゲッツ(リーグ3位)
 
 

まとめ

 
今季イマイチ奮っていないティンバーウルブズ。
だけど、その背景にはちゃんと明確な意図がある。
 
今はまだ勝ちきれていないけれども、
補強次第でプレーオフでも勝ち進めるチームになる。
 
成績的にはあまりだけど、狙っている型は非常に優秀。
 
積極的に絡んだトレードも意図通りの動きだし、あまり無駄がない。
 
クラブやターナーは高額だけど今季で契約が切れるし、
来季にはしっかりサラリーに余裕もできる。
 
バスケも以前よりも連携が増して面白くなったし、
今後に期待できるなー。
 
 
来季にはナゲッツ・ネッツ・ロケッツなどの
ハイブリッド型のチームになるかもしれないよ。
 
 
最後に、2wayのマクラフリンめちゃくちゃうまいです。
 
 
 
次回は、補強について書いていきます。
 
 
長々とありがとうございました🙇
 
 
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データ引用元:
https://stats.nba.com/

作成日:2020年5月22日

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