ディフェンススタッツが優秀なドラモンドと矛盾
- 2020.04.18
- NBAブログ

今回はこの前のディフェンスランキングの続きで、
優秀な数値を出していた選手について書きます。
予定では、ドラモンド/レナード/アイザックかな。
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まず今回はドラモンドからです。
今季の彼はブロック、スティール共に優秀なんだけど、
一点疑問が……笑
ドラモンドがディフェンスうまいイメージがない。笑
むしろ印象では、
・身長がそんなに高くない
・ゴール下まで行かれると押し込まれる
・スティールはうまかったり、ギャンブルだったり
みたいな感じなんだよね。笑
とは言っても、優秀なスタッツだったから見てみよう!
まー、まずはディフェンス成績から。
ディフェンス成績
STL:1.9本(リーグ3位)
BLK:1.6本(リーグ11位)
DREB:10.7本(リーグ2位)
ディフレクション:3.5本(リーグ6位)
どれもリーグトップクラスの成績なんだ。
これができる理由は、彼の持つウイングスパンだろうな。
229cmの長い腕を生かしたスティール。
そして、フットワークの軽さ。
その武器を生かした、スティールとディフレクション。
そして、最も存在感を発揮しているのは、
やっぱりディフェンスリバウンド!
やっぱりディフェンスリバウンド!
セカンドチャンスの機会を作らないことで貢献している。
他にも、彼がフットワークと長いリーチを利用しているデータもある。
・タフな2Pを作った数:平均10.7回(リーグ8位)
これもリーグでトップクラスなんだよね。
やっぱドラモンド意外と守備で貢献しているのか🤔
でも、やっぱディフェンスがうまいイメージがない。笑
それで、色々探してたらあった。
彼になくて、優秀なディフェンシブセンターにあるもの。
・DIFF%:1.4%
ドラモンドはこの数値が他に比べて圧倒的に高い。
相手のFG%を下げることができていない
多くのディフェンスに定評のあるセンターたちは、
この数値がめちゃくちゃ低い。
参考までに、アンソニーデービスだと、
DIFF%:−8.3%
ADは相手のFG%を約8%も下げているんだよ。
上でドラモンドはタフにしていることを書いたんだけど、
結局は決められてしまってることも多いんだよね。
3Pシュートにやられるドラモンド
そして、ドラモンドの欠点は3Pをやられまくること。
3PDIFF%:9.6%
3Pを打たれたら、44.3%も決められている。
これは、正直悪すぎる。
ストレッチできる選手たちに弱いんだ。
あと冒頭に押し込まれてるイメージあるの書いたけどさ、これも間違いなくあるんだよね。
これらが、ディフェンスの上手なイメージがない理由なんだ。
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・相手のペイント内得点 ※センターの選手
36.0点(リーグワースト2位)
上にも書いたことなんだけど、
最後の砦としてそこまで機能していないんだよね。
・パーソナルファール数:3.5回 (リーグワースト2位)
・ターンオーバー数:3.6回 (センターの選手でダントツワースト1位)
まーこれらは出場時間もあるししょうがないこと。
ただ、ちょっと両方とも多すぎるかな。
特にTO数はディフェンスのイメージも下げているなー。
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まとめ
表立って残るスタッツはすごく良いんだけど、
まだまだ完璧な印象ではないドラモンド。
これだけのスタッツ(STL.BLK)だと、
ゴベアみたいな戦術が組めそうに感じるけど、実際には課題も多かった。
ただ、ウイングスパンやフットワークを生かした守備が、
進歩してきているのは事実。
これだけのスティールとリバウンドは、
他の選手たちにはない魅力だよ。
最強のディフェンシブセンターになれる素質はある。
それに、毎年出場試合が多いのはすごいこと。
体を張るポジションでいながら、
試合に出続けられる点はチームとして計算できるしさ。
彼はまだ26歳だし、今後さらに伸びるはず💪
そー考えたらポテンシャルも高いよ。
移籍によって今後の進化が楽しみだなー!
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