速攻を捨てたサクラメントキングス

速攻を捨てたサクラメントキングス
ラプターズの三編が終わり、
久しぶりにキングス見たいなーって思って、
おとといのキングス対ウィザーズ戦を見ました。

 
感想としては、「去年とチームが違う」←これです。
 
去年のキングスとの違いが露骨に出ていたので、
今回はそれをまとめてます。

去年リーグの中でも屈指の速攻を売りにしていたチーム。

今年はさらなる期待をされていたにも関わらず、

現在もあまり勝てていない。
 
この理由はなんなのか。
正直期待していた頃と比べるとひどすぎるよ。
 
ルークウォルトン何してるんだ。
 
速攻を極めるために呼ばれたんじゃないのか?笑
 
そーも思ったんだけど、一個気づいた。
彼の率いるチームが速攻のチームになるんじゃなくて、
ロンゾのいるチームが速攻のチームになる。
 
 
本当はこれじゃないかって。
 
 
最初はこんな感じで書いてるんだけど、
実は、一応ルークウォルトンをフォローする記事です。笑
 
まずはキングスの現状から。

キングスの現状

 
現在27勝35敗(ウエスト10位)※去年は色付き
 
・得点数:108.7点   (23位)      114.2
・アシスト:23.3本 (22位)   25.4
・リバウンド:42.3本 (27位)    45.4
・FG%:45.9%           (19位)    46.4%
・3PA:34.7本         29.9
・3P%:36.2%           (13位)     37.8%
・BLK:4.21回    (25位)  4.4
・STL:7.65回     (15位)  8.3
・FTA:20.3本          22.7
・FT%:76.4%            (19位)     72.6%
・失点:110.8点         115.3

比較して数値が良い方を太字にしています。

ここから分かることは、

全体的に去年の方が全て良かったということ。
 

ただ、個人的にはそんな悪くない気もする。

というのも、去年と今年は
全く別物のチームだから。

この経験が来年以降に生きれば、

今のキングスの戦術は必ずしも悪くないってことです。

レーティング

 
OFFRTG
109.6→108.7
DFFRTG
110.8→110.6
NETRTG
−1.2→−1.9
 
もちろんこれも悪化してる。
点は取れないし、守備も良くない。
 
厳しい西の環境でこの成績だと正直難しい。
結構きつめの言い方なんだけど、
キングスは個人的に応援しているチームだからです。
 
ちゃんと愛情があります笑
 

サクラメントキングスを紐解く鍵

 
【pace】
103.88→99.06

キングスを把握する上で1番大事なのはこのデータ。
これが全く別物のチームになった理由
 
参考までに去年のペースだと、
今季リーグ2位のpaceを誇るロケッツより早い
 
今季ロケッツ pace:103.82
 
これだけペースの変化が顕著に出ているんだ。
 
 
ファストブレイクポイント
去年:20.9点 (リーグ1位)
今年:12.7点 (リーグ17位)
 

そーこれがキングスの真骨頂だった。
去年は速攻が軸のチーム
 
ただ、今年はそんなシーンが割と少なめ。
データにもきっちり出てる。
 
簡単に得点を取れるシーンが減ってるんだよね。
 
 
○被ファストブレイクポイント
去年:14.2点 (リーグ21位)
今年:12.4点 (リーグ5位)
 
 
去年と比べて、速攻でやられる機会も減っている。
だから一概に悪いとも言えないんだよね。
 
去年は速攻で攻めきるのと同時にやられてたけど、
今年は速攻でやられないチームになっている。
 
それだけ陣形が崩れてない状態で、
ちゃんとディフェンスに入れているんだ。

それはちゃんと時間をかけて攻めているのも理由だよね。
 
ペイント内得点
去年:51.9点 (リーグ5位)
今年:46.3点 (リーグ24位)
 
去年は速攻から持ち込んで、ペイント内で簡単に得点するのが良かったんだけど、、、
 
今年はもちろん落ちてます。笑
 

そもそもペイントエリアでのタッチすら少ない

27.2回→21.0回
 
その分、個人的にはしっかりプレーメイクすることを意識しているようにも感じる。
 

被ペイント内得点

去年:51.2点 (リーグ26位)
今年:46.4点 (リーグ10位)
 
ただ、簡単に得点をとらせてない。
去年はやられてたペイント内も、今年は大きく改善。
 
だから、ルークを悪く言う前にこういうところも確認すると面白い。
意外と変化はあるんだ。

まーあってるかは別としてだけどねー笑

そもそもチームが違うと思うのが1番良い
 
 
TO数:13.4本→14.5本
 
paceを落として、ゆっくり攻めているにも関わらず、
ターンオーバーが増えている。
 
オフェンスをしっかり作っているはずだから、
これは矛盾ポイントなんだよね。

去年と今年の変化

 3PA:29.9本(全体の32.1%)→34.7(全体の39.5%)

 
去年は3Pは少なく、現代風ではなかった。
 
ただ、今年は明らかに意識して増やしているんだ。
ルークはウォリアーズのバスケを知っているからね。
 
現代風を作り上げようとしていることは確かなんだよ。
 

パス数:去年292.1本(19位) 今年282.7本(23位)

 
paceが落ちているのに、パスは減っている。
ウォリアーズのバスケを目指すならパスを必須なんだけど、ここはまだまだ未熟。
 
速攻で攻めるか、パスでズレを作って3Pという
分かりやすい仕組みを作れれば理想形なんだろうなー。
 

○プルアップ
26.1本(5位)→22.9本(17位)
 
○キャッチ&シュート
23.2本(26位)→26.3本(13位)
 
このプルアップとキャッチ&シュートがめっちゃ大事。
 
意図的に効率を上げるために、キャッチ&シュートを増やす仕組みを作っている。
そのためにpaceを落として堅実にプレーメイク。
 
 
今季のキングスは、崩した状態でキャッチ&シュートの3Pを狙っている。
 

まとめ

今季はまだまだ成果が出てないんだけど、

ここ最近も調子が上がったきたし、
戦術の慣れが必要だったのかもしれない。
 
もし、彼が今季を成長のために使っていたとしたら。
 
「キングスに足りなかったもの」
・速攻時のディフェンス
・ペイント内失点
・セットオフェンス
・現代的なバスケ
 
 
明確にこの点を向上させようとしているし、
データにも表れている。
 
キングスには優秀な若手が多いし、底が計り知れないよ。
 
来年もボグダノビッチ以外は主要メンツ残るはずだし、
この経験が生きれば一気に爆発もありえる。
 
ボグダノビッチも延長するかもだし、まだ分からないよ。
 
もし今後、現在のバスケ去年の速攻を合わせた形の戦術を作ってきたら面白いと思う。
 
だから、キングスの本当の勝負は来年なんじゃないかな。
 
ルークウォルトンがここまで考えていたら、
良くないHCというのはまだ早いかもしれない。
 
ただ、ルークだからなー😆
実際に考えているかは微妙だけどね笑笑
 
結果が出るのは来年。
もう少しルークを大目に見てあげてください🙇笑
 
ヒールド&FOXの2人が好きなので、今後も応援し続けます💪
 
次は、ヒールドとボグダノビッチを比較する予定です。
 
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