ラプターズが誇るオールスター達(ラウリー&シアカム)

ラプターズが誇るオールスター達(ラウリー&シアカム)
ラプターズ3日連続で今日の第三編は、
ラウリーシアカムについて書いていきます。

今のラプターズの顔といえばこの2人だよね。

この2人を書かないわけにはいかない。

マットトーマス書いて2人をスルーしたら、

ラプターズファンに怒られちゃうよね。笑

レナードが去り、明らかに負担の増えた2人。
大崩れするかと思いきや、
今季もめちゃくちゃ強いラプターズを支えています。
今回は、大エースが去った後の2人の変化について、
まとめて紹介しよう。

 

ラプターズの顔 ラウリー

 
【今季成績】
MIN:36.5分
PTS:19.4点   AST:7.6  REB:4.8本   STL:1.3本
FG%:41.2%    3P%:34.9%  ±:4.5
 
 
去年からの変化でいうと、この2点だろう。

シュートアテンプトの増加
・プレイタイムの増加
簡単にいうと、負担がめっちゃ増えている。
 
【得点】
14.2点→19.4点
 
レナードの分を埋めるように、平均得点を5点もあげているんだよ。
これは簡単なことじゃない。
 
【シュートアテンプトの増加】
今季 FGA:14.2本
昨季 FGA:11.4本
昨季と比べて、3本もシュート数を増やした。
レナードの分をチームリーダーとしてカバーしている。
 
今季 3PA:8.1本
昨季 3PA:7.0本
ラプターズ自体シューターは多くはないから、
ラウリーがその役割を受け持っている。
試合を見てると感じるけどラウリーは、
 PGとシューターの役割の両面を使い分け担当している。
ラプターズはケガ人が多く、人不足を解決するためってのもあるかな。
そこまでマルチな活躍を求められて、それができるラウリーはすごいよね。

ただ、相当負担は大きいんだ。

 
実際にデータでも明らかに変化している。
usage%:22.3%     ※去年:19.1%
 
ラウリーが攻撃を担う量が増えているんだよ。
 

これだけじゃない。
1番大きな変化は、プレイタイムの増加

プレイタイム:36.5は大きな変化だよ。

これはリーグ3位の成績。 ※去年:34.1分

これを越えるのは、リラードとハーデンのみ

年齢的には、ラウリーは33歳で2人とは3歳も離れている。
33歳で36.5分も稼働するラウリーは、すごすぎるよ。
レブロンとやってることは同じなんだ。
チームを勝たせるために出場してチームを支える。
 
今季はキャリアの中で3番目に長いプレイタイム。
 
文章のはじまりに、今季のスタッツ書いたんだけど明らかに効率悪いよね。
これにも結構理由がある。
負担が増えたからってのはもちろんだけど、シュートの構成に変化がある。
 【シュート構成】
キャッチ&シュート 4.3本→3.8本
FG%:38.2%→34.2%    
3P%:38.3%→34.8%    

・プルアップ 4.3本→6.1
FG%:33.1%→36.0%   
3P%:29.2%→35.1%
 
何が伝えたいかというと、
崩した状態でラウリーにパスが来ることが少なくなっている。
 
だって、シュート数は3本増えているのに、
キャッチ&シュートは減少して、プルアップばかりになっている。
PG役やシューター役を任されることの弊害が、生じているのかもしれない。
そのため、スタッツ的にはあまり良くはない。
ただ、彼のすごさはスタッツで測れないところ。
 
質の高いディフェンス能力(オフェンスファールをうまく引き出したりする)
NBA最高クラスのバスケットIQ
チームを率いるリーダーシップ
 
これらはデータで表れないもの。
これが、どんな選手にも代わりがきかない理由。
ウジリがデローザンをトレードできても、
ラウリーをしなかったのは、
彼のバスケットIQの高さに代わりはいないと思ったからかもしれない。

NBAのオールスターに入る選手には、圧倒的な人気とスキルの高さがある。

ファンからも愛され、他チームのファンからも尊敬される。

そんな選手がカイルラウリーなんだ。

 

 

エースを継いだ シアカム

ラプターズのエースといえば、

ヴィンスカーター・ボッシュ・デローザン・レナードと壮々たる選手たち。
 
そんな先輩のバトンを受け継ぎ、
今季オールスターまで成り上がったシアカム。
 
レナードがいない影響を感じさせないのは
彼の成長があるからだろう。
 
去年は第二エースを務め、圧倒的な活躍と成長を見せ、
ラプターズを優勝させ、MIPを受賞した。

シアカムほど毎年圧倒的に成長してる選手は他にいるんだろうか?

 
イングラムとかもすごいけど、
インパクト的には絶対にシアカムだよね。
 
なぜなら、彼はドラフト27位指名と期待された順位ではなかったから!

イングラムは違う。

デューク大学の時から力を発揮し、アーリーエントリーでドラフト2位指名。
 
最初から期待されていたということ。

 

期待されたなかったのにオールスターになるとは、
デローザンやレナードを間近で見れた環境も大きい。

まずは、シアカムの成績をスタッツから見ていこう。

【今季成績】

MIN:35.3分
PTS:23.7点    AST:3.5本   REB:7.5本   STL:1.0本
FG%:46.1%     3P%:37.0%   ±:6.6

成績見て分かるけど、バランスが良い。
点も取れて、リバウンドも取れて、効率も良い。
±からも分かる通り、
出場時にチームのクオリティを一段階引き上げている。
その証拠に、シアカムが不在のラプターズは苦しんだ。
 
圧倒的成長」 ※3年間
MIN    20.7分→31.8分→35.3分
PTS   7.3点→16.9点→23.7点
REB   4.5本→6.9本→7.5本
 
これを見ると分かるけど、シアカムの存在感は年々増している。
得点面ではレナードの穴を埋め、プレイタイムでもリーグトップクラス

ただ、最も大事なデータがある。

usage%    15.4%→20.5%→28.3%

これは、彼の攻撃面での負担を表している。

去年から8%の上昇は普通の選手ではありえない。
 
バスケは5人だから通常みんなが20%が理想。
でも、人によって得意や不得意があり、そうはいかない。
 
通常通りなら去年が1人前の仕事量。
しかし、今年は違う。

攻撃の負担からしたら、1.5人分の仕事をしている。

実は、これ去年のレナードと変わらないんだよね。
 
 
今のシアカムは去年のレナードと同じ仕事量を担っているということ。

2年前 シアカム?誰それ?
去年   こんな選手いたんだ!シアカムすごいなー。
今年   シアカムがレナードの穴を埋めてる。
 
 もうすでにレナードと同じ仕事量のエース。
こんな成長ありますか?笑
元々期待されていたならまだしも、彼は違う。
そーやって考えたら、シアカムの成長は異常なんだ。
 
成長と同時にエースを任され、負担も増えている。
シュートアテンプトの増加
今季 FGA:19.0本
昨季 FGA:11.8本
ラウリーはアテンプトを約3本増やしていたよね。
ただ、シアカムは違うよー。

約7本も増えている
めっちゃ増えたラウリーの倍だから。
ちなみにこのシュート本数は、テイタム、イングラム、ブッカー、ADよりも上。
 
今季 3PA:6.0本
昨季 3PA:2.7本
3Pのアテンプトだけでも、3本増えている。
なのに、3P%37%

ただ、打ってるだけじゃなくて効率も良いんだ。
FG%も46.1%と高水準。
レナードやドンチッチとほぼ変わらないし、
他のエース達と比べても、なんの遜色もない。

それがラプターズのエースなんだ。

シュート数を増やしていても、
効率は悪くならないのがシアカムの特徴。
シアカムの3Pの変化は顕著なんだよね。
もともとコーナー3Pは多くて、あまり変わらないけどそれ以外の3Pの変化がすごい。
 
【他3P】
今年 84本(227本)   37.0%
去年 17本(63本) 27.0%

本数は明らかに増えているのに、
決められるようになっているよね。
 
コーナー以外の3Pが約3になっている。
 
 
キャッチ&シュート3P
2.53.2本    38.1%→36.5%
 
プルアップ3P
0.12.5本    12.5%→35.4%
 
成長した点は、明らかだよね。
プルアップでの3Pが打てるようになったこと
 
キャッチ&シュートでの3Pは、
そもそもコーナーであることが多かったりする。
 
去年まではレナードがエースでマークを引きつけ、
ラプターズ得意のエクストラパスで、
コーナーのシアカムに繋げば良かった。
 
ただ、今年は違うよね。

シアカムがレナードの役割をする必要がある。
 
その点で、プルアップでのシュート数を増やして、
敵に警戒される積極性を意識したのだろう。
 
シアカムのエースとしての自覚や圧倒的な成長が、これだけでも理解できる。
 
シアカムとラウリー編はこんな感じです。

チームの脳であるラウリー
と、
エースを引き継いだシアカムがいたからこそ、
レナードがいなくても強豪でいられたんだ。
人の役割は変わっても、誰しもが同じレベルで再現できるのがラプターズ
おそらく彼らはまだ在籍し続けるだろうから、
今後もラプターズはずっと輝き続けられる。
 
ラプターズのボールムーブ大好きなんだよなー!
 
いい若手も多いし、是非たくさん見てほしい!

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