【OKCサンダーが誇るシックスマン】デニスシュルーダー

今季のサンダーの飛躍した要因に、
頼れるシックスマンがいることが理由にあると思う。
今回書いていきたいのは、
今季のシックスマン賞候補にもあるシュルーダー。
今季のシックスマン賞候補にもあるシュルーダー。
試合に出て、すぐに個人技で点が取れるのが彼の魅力。
今季ほぼキャリアハイと言っても間違いないくらいの成績を残せているよね。
ただ、シュルーダーの何が変わったのかまでは、よく知られていない。
今回はそんなところを分析していこう。
まず、今季の成績を書いていこう。
○今季の成績
pts 19.3点 reb 3.9本 ast 4.1本 3P% 38.8%
○彼のキャリアハイ(シーズンはバラバラ)
pts 19.4点 reb 3.6本 ast 6.3本 3P% 35.1%
キャリアハイのスタッツを残せているといえるだろう。
それだけ今季の彼のプレーの質は上がっているんだ。
ただ、なぜ今季の彼は飛躍できたのか、それにはいくつかのポイントがある。
大まかに彼の変化は3点
・FG%の上昇
・3P技術の向上
・サンダー全体でシュルーダーに任せている点
FG%の上昇
制限エリアでのフィニッシュの向上
去年:156本(303本)51.5%
今年:125本(197本)63.5%
あとは3Pのシュートスタイルの変化と成長があるね。
ドリブルの多さが去年はあったけど、そこを今年は改善しているのも特徴。
○ 3〜7ドリブル以上のシュート
去年シュート全体の60%を占めていた。
3〜6ドリブル シュート全体:31% FG %:47.3%
7ドリブル以上 シュート全体:29% FG%:39%
今年シュート全体の45%にも満たない
3〜6ドリブル シュート全体:27.4% FG %:45.2%
7ドリブル以上 シュート全体:18.2% FG%:45.1%
○キャッチ&シュートの効率と本数増加
去年全体の23.8%
3.3本 35.3%
今年全体の28.3%
4.3本 44.6%
1試合で1本増やしている。そして、確率も大きく上昇。
これは3Pがほとんどなんだけど、このデータがまた面白いんだ。
3P技術の向上
キャッチ&シュートが増えたよーって書いたけど、これだけではない。
ただ、増えたって入らない。
去年との違いは、オープンとワイドオープンでの3Pシュートが増えたこと。
これめちゃくちゃ重要!!!
○オープン
去年3PA :1.7本 30.4%
今年3PA :2.8本 36.4%
○ワイドオープン
去年3PA: 2.8本 37.0%
今年3PA :2.4本 44.3%
これはクリスポールとラスの違いでもあるんだ。
2人とも1試合を通して最もシュルーダーに貢献している選手。
2人から受けたパスに対する、シュルーダーの得点効率を見ていこう。
○クリスポール
1.1アシスト FG%:48.2%
3PA:1.7本 3P%;37.8%
○ウエストブルック
0.8アシスト FG%:35.1%
3PA:1.8本 3P%;32.9%
今年と去年では、チームの司令塔とシュルーダーとの相性が実はこれだけ違っていたんだ。
もちろん、今シーズンのサンダーはエクストラパスも多いから、
確率上昇の要因は他にもあるけどね。
確率上昇の要因は他にもあるけどね。
分かりやすい点でいくと、
・キャッチ&シュート
・オープン・ワイドオープン
・司令塔との相性
これがシュルーダーのポイントになる。
チーム全体で任せている点
usage%:23.8%→26.2%
usage%の高さからも、サンダーはプレーを任せているのが分かる。
この3点の変化によって、シュルーダーは一気にシックスマン賞候補のレベルにまで達した。
控えのメンバーの時間でもチームのクオリティを維持できるのは、
彼の影響力だろう。
彼の影響力だろう。
サンダーの勝利の立役者なんだ。
だからこそ、クラッチタイムでは3人のハンドラーを駆使して勝負を仕掛ける。
オフェンスで万能な使い方のできるシュルーダーあっての戦術といえるだろう。
サンダーの重要なピースとして、トレードされずに残った彼の変化を注意して見てほしい。
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