勝てるエースとなったドンチッチ

勝てるエースとなったドンチッチ
去年の新人王と言えば、この男ルカ・ドンチッチ

是非、part1から見てねー!

今季大躍進したマーベリックス
今回は前回の続きで、マーベリックス躍進の背景にある
ドンチッチの成長について書いていこうと思う。

 

ルカ・ドンチッチ(背番号77  G /F)

 

受賞歴
・ユーロリーグ最年少MVP
・新人王(2019)
・NBAオールルーキー1stチーム(2019)

・オールスター(2020)

史上2番目の若さでトリプルダブル達成。
(1番目はマーケルフルツで10日違い)

 

経歴はこんなところまでで!

 

ほんとに話したいのは今シーズンの彼の成長

 

全部一通り進化しすぎて、
どっから手をつければいいんだろうか。笑
 
 

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流れとしては、こんな感じで書いていこう。
 
・今季成績
・ドンチッチの負担と進化した得点効率
・オールラウンダーとしての才能
・成長したディフェンス力
 
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今季成績

 

・pts 29.1点リーグ3位
・ast 9.0本リーグ2位
・reb 9.6本(リーグ17位)

これが2年目の選手の成績だからね。
いかにすごいことか分かるんじゃないかな。

シーズントリプルダブルすら狙えるスタッツなんだ。

 
数年後には本当に達成しているかもしれないよ。
 
 

 

ドンチッチの負担と進化した得点効率

 

まず、得点面から説明していこう。
21.2点→29.1点
 

 

この背景には、彼のオフェンス効率アップがある。

 

効率を示すTS%(フリースローを含むデータ)
54.5%→59.4%
 

 

去年は騒がれていて、すごい選手ではあったけど、
実は効率が良い選手ではなかった。

 

ただ、今年のドンチッチは効率の高い選手になった。
その背景に、フリースロー数の増加がある。
 

 

FTA:6.7本→9.2本       FT%:71%→77%
 

 

バスケットで最も効率の良い得点の取り方であり、
エリートスコアラーはだいたい多いものである。

 
その中で、ドンチッチは超エリートな数字を残している。
 

 

ここからは、『ファールドローの技術の高さ』と
ファールなしで止められない』というレベルの選手に進化していることが分かる。

 

ドンチッチの被ファール数リーグ4位。

 

彼は制限エリア内での成功率は70%を超える選手でもある。

相手としてはファールせずには止められないのがドンチッチ。

 

ドンチッチの場合は得点をとれるだけでなく、
卓越したパススキルがある。
 
だからこそ、彼は止められない。

 

ただ、今でも一つ言えることがある。
 
ドンチッチはFG%面では、あまり効率が良くはないということ。
これは、ハイライトを見るだけでは分からない真実。
 
ハイライトはバックステップ3Pを決めてるイメージも強いからね。笑

実際のシュートのデータを元に説明しよう。

 
プルアップが全体の47.5%
キャッチ&シュートは7%にも満たないんだ。

 

でも、意外とドンチッチはキャッチ&シュートが得意じゃないんだけどさ。

 

ただ、これはプレーメーカーの少なさも影響している。

 

ドンチッチも極端な選手で、
3Pシュートは7ドリブル以上の時が1番成功率が高いんだ。

 

7ドリブル以上3Pシュート:35.9%
※今季ドンチッチ3Pシュート:32.2%

確かにドンチッチのキャッチ&シュートは意外と見たことないはず。

 

そして、シュートを打つ前のドリブルの多さも他にはない特徴。

 

3〜6ドリブル   28.1%(32.8%)
7ドリブル以上  43.6% (30.1%)
※()は去年の数値

 

今季は3ドリブル以上のシュートが全体の71.7%だよ。

 

去年と比べてもドンチッチの負担の大きさが
よく分かるんじゃないかな。

 

実はこれが最も分かりやすいのはusage%の変化。
29.6%→36.1%

 

5人でバランスよく攻めたら1人20%になるから、
負担が明らかに多いのが分かると思う。

 

ちなみに、今年のハーデン・ヤニスは36.6%!

 

ハーデンともあんまり変わらないんだよね。
レブロンでも30.8%だし!

オールラウンダーとしての才能

 
次はアシスト面を説明していこう。
 
アシスト本数も、6.0本→9.0本
 
この変化はチーム全体でopenのシュート増加が理由になる
 

 

印象的にも、去年よりもドンチッチのパスからシュートを確実に決めている。

 

これは、実は次の記事で紹介する予定だからこの辺で。
 
ドンチッチはタメを作ってパスを出すのがうまい。

 

ダブルチームされても回避する視野の広さ
目線の誘導技術、ベテランのような落ち着き
 
そして、それを可能にするパススキルの高さ。

 

ディフェンスの動き次第で後出しのパスを出している。
だから、チームが効率よく点を取れるんだろうな。

 

ドンチッチにスコアリングに集中して欲しいときは、

ブランソンやライトやバレアにプレーメイクさせる。

→ドンチッチはスコアリングに専念

こんなパターンもできる。

 

次はリバウンドについて。
 
ここも顕著に成長が出てるよね。

 

リバウンド数、7.8本→9.6本に!

 

大幅にリバウンド数を伸ばしている。
 

 

具体的には、
オフェンスリバウンド:1.2本→1.5本
ディフェンスリバウンド:6.6本→8.3本
 

 

ディフェンスリバウンドの確保が良くできているんだ。
実は、これがとても大事な数値。

 

なぜかと言うと、彼がリバウンドを取れるとすぐ運ぶことができるから。

 

マブズのプレーメイク面で格段に影響が出る。

 

そして、ディフェンスリバウンドが取れていることで、
今季のチームの守備の安定につながっている。
 
去年よりさらに一段上のプレーに変わっているよね。
これを見るとよく分かる!

 

○トリプルダブル
去年:8回  今年:12回
 
○ダブルダブル
去年:24回 今年:27回

 

usage%の影響が全てのスタッツに表れているよ。

 

今の段階(44試合)でこれだけだから、
去年よりも圧倒的なのがよく分かる!

 

オールスター票数もほんとすごかった。
ちなみに、自分もドンチッチに入れました。笑

成長したディフェンス力

もう一つ変化が現れたのは、守備での貢献度
 

 

去年ディフェンスが良いとは言えないレベルだった。
ただ、今年のドンチッチは違う。

 

ディフェンスでも穴になるどころか、
むしろ成長が見られる。

 

元々高かったバスケットIQを生かしているし、
上背もあるために十分な活躍をしている。
 

 

ネットレーティングからもよく分かるよ!

昨季:-3.1      今季:+7.8
 

実は去年ドンチッチ出場していない時の方が、

マーベリックスは±も良かったんだ。
 

 

オンコート:-1.6点 / オフコート:+0.2点

 

ただ、今年は大きく異なる

出場時間 +7.1点
オンコート +5.7点 / オフコート +1.9点

オンコートもオフコート​もチーム1位と影響力が大きい

ドンチッチが出ている時間にリードが作れてて、
いない時間にはリードがあまり作れていない。
 

 

ドンチッチは2年目にしてマブズの大黒柱なんだ。
 

まとめ

データからもドンチッチの影響力がよく分かる。

ドンチッチがドラフト候補の時、
YouTubeで動画見て衝撃を受けたのを今も覚えている。

 

今考えると、ザイオン以上に衝撃だったんだよなー笑
 

 

ヨーロピアン特有のリズム、パススキル、シュート力、
そしてベテランのような安定感、
全てがうますぎて感動したんだよね。
 

 

あの時から、絶対にNBAを変える男になると思ってた。
 

 

だから、PHXがエイトン、SACがバグリー指名した時、
『なんでー?』って思ったもんな。笑

 

そんなドンチッチが活躍して、本当に嬉しい。

 
あの時から本当に素晴らしい選手だった。
 
ただ、2シーズン目でこれは想像してなかったよ。
 

 

これからも何度もオールスターに選ばれるし、
レブロン・ヤニスにも匹敵する実力者になるだろう。

 

マーベリックス=ドンチッチくらいです。笑

 

次の記事は、ドンチッチがチームに与える影響を
データを元に説明しています!
 
 
 
歴史を変えろ!ルカドンチッチ!
 
 
 

長々とありがとうございました🙇

 
 
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